大切な命

車に乗ったら必ずシートベルトを締める習慣は、実はあなたやあなたの家族を交通事故から身を守る大切なものです。
シートベルトの着用・非着用における平成18年の交通事故での致死率をみてみると、ドライバーがシートベルトをしていなかったときの致死率は着用していたときの約46倍となります。
同様に助手席では約10倍、後部座席では約4倍になります。
また、こうしたデータから分かるように、「シートベルトをしていれば命が助かった」「車外に投げ出されずにすんだ」「同乗者の死傷を防げたかもしれない」という事故は少なくありません。
さらに、後席の人がシートベルトをせずに交通事故に巻き込まれたとき、前の座席に座っている人の頭部に重傷を及ぼす可能性は後席の人がシートベルトをしているときと比べて約51倍といわれています。
体重50キログラムの人が後席のシートベルトをせずに時速40キロメートルで衝突したときの衝撃力はシートベルトをしていたときの約30倍となる計測データもあります。
1,5トンもの力が前席にいる人に加われば、ひとたまりもありません。
だからこそ正しくシートベルトを着ける必要があります。
命を守るシートベルトは、正しく使って初めて効果を発揮します。
「3点式シートベルトを着用するときのポイント」
肩ベルトは、肩の中央に位置する鎖骨から胸骨を通るように着用します。
肩からずり落ちたり、首にかかったりしないようにしてください。
シートベルトの高さが調整できる場合は、座る人の体格に応じて鎖骨と胸骨を通る位置に合わせます。
腰のベルトは、左右の腰骨の位置で合わせて着用します。
カチッと音がしたら肩のベルトを引き上げ、腰のベルトのたるみをとりましょう。
決しておなかにかからないようにしてください。
おなかにかかったままだと、事故のときに内臓を損傷する危険性があります
車内に荷物が雑然と置いてあると、事故のとき荷物が車内に飛び散り凶器となる危険性があります。
万が一のために箱などに収納して整理整とんしましょう。
わが国は自動車の技術力、環境対応水準は世界トップレベルです。
しかし、欧米諸国のように「車に乗ったら全員がシートベルトを着用する」という法律が義務付けられていませんでした。
平成19年6月の道路交通法改正により、後席乗員のシートベルト着用が平成20年6月までに義務付けられることになりました。
車に乗るときは、同乗者一人一人が後部座席に乗る人たちにもシートベルトをすることを確認しましょう。
それが、みんなの大切な命を守る第一歩となります。
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