交通事故被害者のケア問題

交通事故で問題になる事が、どちらが被害者なのか加害者になる判断が難しいと言われています。
一般的には、過失の少ない方を被害者、過失の多い方を加害者ということが多いようです。
しかし、自賠責保険の場合、過失の大小にかかわらず、負傷した方を被害者、その相手方を加害者と言うことにしています。
双方にケガがある場合は、双方ともに被害者でもあり、加害者でもあるということです。
交通事故を起こし相手を死亡させてしまった場合に心身に与える影響はあると思いますが、それ以上に最愛の家族を亡くした被害者にとって心身に及ぼす影響は図りしれません。
交通事故被害者が受ける苦しみは、事故のショックや体の症状だけではありません。
加害者側の不誠実、賠償の問題、周りの無理解など、心が受けるストレスも想像以上だと思われます。
俗に「むち打ち症」と呼ばれる外傷性頚部症候群(頸椎捻挫)などは、見た目には異常が見られないことで様々な誤解を受けます。
「保険金目当て」とか「怠け病」とかあらぬ疑いがかけられた人が多かったと思います。
このような「人に理解してもらえない」という思いは、誰にとってもやるせないものです。
それは知らない間にストレスとなって体にも悪影響を与えます。
頸や腰などの痛みと頭痛、耳鳴りなどの症状が続いて病院で検査しても異常がない、そして、一番辛いのは誰にも分かってもらえないと言うジレンマではないでしょうか。
事故を境に性格が変わったり、人生を悲観してうつ病になってしまった人もいます。
中には回復意欲さえなくしてしまい、漫然とただ治療だけを続けている人もいます。
特に、加害者側の不誠実な対応などは、治療を長引かせる大きな原因となりえます。
だから、交通事故被害者には、外傷に対する治療だけでなく、心のケアが重要になってくるのです。
外傷に関しては今の医学はかなり進んでいますので、キズさえ分からない様にもできるようです。
交通事故で加害者も被害者も犠牲者になりえます。
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